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不動産・宿泊の会社が次に建てるもの――宿泊・食・工房の新事業と補助金
結論:場所を持ち、自社で建てられることが強みです
不動産・宿泊の会社の強みは、場所を持ち、自社で建てられることです。
その強みを、これまでと違うお客様に向けた事業(食の工房、体験型の施設、別の客層向けの宿泊)に使うと、新事業進出・ものづくり補助金(新事業進出枠)の対象になります。建物の建設・改修費まで補助に入ります。
ただし、同じ客層向けの宿をもう1軒、という計画は「新事業」に当たりません。製品・サービスと、お客様(市場)の両方が自社にとって新しいことが条件です。

こんな会社に当てはまります
- 賃貸・管理・宿泊を本業にしていて、使っていない土地や空き物件がある
- 次の柱として、食(加工場・工房・飲食)、体験(教室・工房)、別の客層向けの宿泊を考えている
- 建物と設備で1,500万円以上の投資を考えている(新事業進出枠の補助下限が750万円のため)
制度のポイント(公募要領より)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新事業の定義 | 製品・サービスが自社にとって新しいこと、かつ、市場(お客様の層)が自社にとって新しいこと。両方が必要です |
| 建物費 | 専ら補助事業のために使う施設の建設・改修。建物の単なる購入や賃借は対象外。入札か相見積もりが必要です |
| 貸す事業 | 不動産賃貸(寮を含む)や駐車場経営は、補助の対象外の事業です。補助で建てた建物を賃貸に転用することも認められません |
| 補助上限・補助率 | 従業員数で決まります(新事業進出枠は2,500万〜7,000万円)。補助率は1/2(地域別最低賃金の引上げ特例に当てはまる場合は2/3)。最新の金額は新事業進出・ものづくり補助金の制度ページにまとめています |
| 実施期間 | 交付決定日から14か月以内(採択発表日から16か月以内)。設計・許認可・工事を含めて間に合う計画にします |
| 要件 | 付加価値額 年平均4.0%以上、1人当たり給与支給総額 年平均3.5%以上、事業場内最低賃金は地域別最低賃金+30円以上 |
※スマホでは表を横にスクロールできます
不動産の会社がとくに気をつけたいのは、「自社が運営する事業のための建物」であることです。
建てて貸す計画は、対象になりません。
「次に建てるもの」の例(新事業と言える形)
| いまの事業 | 次に建てるもの | なぜ新事業か |
|---|---|---|
| 旅館・ホテル | 地元の食材を使う加工場と直売所 | 製品(加工食品)も、お客様(宿泊客以外の地域の方・通販)も新しい |
| 旅館・ホテル | 体験型の工房(陶芸・木工・料理教室) | サービスもお客様の層も新しい。宿泊との相乗効果も見込める |
| 不動産(賃貸・管理) | 自社で運営する宿泊施設 | 運営する事業は、貸す事業とは別の事業。お客様の層も新しい |
| 不動産(売買) | 空き家を改修して、自社で運営する施設に | 貸す・売るのではなく、自社で運営することが条件。空き家の取得費は対象外で、改修費が対象 |
※スマホでは表を横にスクロールできます
逆に、同じ客層向けの宿をもう1軒、同じ商品を売る店をもう1店は、商圏が違うだけと読まれ、対象になりません。
当社がご一緒した事例
新聞販売(従業員21名)。地元の観光資源を生かしたコンテナホテル10棟。3,837万円、採択・完了。
配達網と地域の土地を、宿泊という新しいお客様に向けた例です。
詳しくは本業が先細りのとき、「次の柱」を建物から作るに書きました。
障害福祉サービスの会社(従業員48名)。チョコレート工房兼テイクアウト専門店。1,692万円、採択。
焙煎機・オーブンと店舗の整備で、福祉の会社が、食の製品で一般のお客様に向けた例です。
不動産・宿泊系の会社(従業員47名)の新事業もご一緒しています。
※補助金額は当社サイトの公開値。前の制度(事業再構築補助金)での採択を含みます。社名は出していません。
申請前に気をつけたいこと
- 2軒目は新事業ではありません。お客様と製品の両方が新しいことを、公募要領の言葉で示せるかが分かれ目です(2店舗目は「新事業」ではない)。
- 建物の購入・賃借は対象外。建設と改修だけです。どこまでが建物費になるかは新事業の建物費はどこまで補助の対象かにまとめました。
- 14か月に、許認可と工期が収まるか。旅館業や飲食の許可、建築確認を含めて、交付決定から14か月です。
まずは無料相談で確かめられます
持っている土地・建物と、考えている事業を伺えば、新事業と言えるか、建物費がどこまで入るか、いくらまでかをお答えできます。
→ 建物を伴う新事業について詳しくは建物を伴う新事業の補助金
→ 制度の概要は新事業進出・ものづくり補助金の制度ページ、公募の日程は補助金の締切一覧
→ 対象になるか・いくらまで・いつ着工できるかを、30分の無料相談でお答えいたします。
当社は中小企業庁認定の経営革新等支援機関・M&A支援機関です。
事業計画づくりから電子申請の伴走、採択後の交付申請・実績報告まで、当社代表取締役の日暮健一(中小企業診断士)がご一緒します。
補助事業のあと5年間続く事業化状況報告は、事業者様からご提出いただく報告です。ご提出のときは、いつでもご相談ください(書類の作成などの作業をお手伝いする場合は別途料金となります)。
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