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国の補助金と、東京都・神奈川・埼玉・千葉の大型補助金の使い分け――同じ投資に両方は使えない
結論:同じ経費に、国と都県の補助金の両方は使えません
設備投資や新事業の補助金には、国の制度と、東京都・神奈川・埼玉・千葉の制度があります。同じ経費に、両方を重ねて受けることはできません。
使い分けの原則は2つです。建物を伴う新事業は国(新事業進出・ものづくり補助金。建物費が対象になる都県の制度はほとんどありません)。設備・システムは、国と所在地の制度を並べて、上限・補助率・時期で選ぶ。
東京都は、年に何度も募集する1,000万円以上の制度を複数持っています。神奈川・埼玉・千葉は、年1回・期間1〜2か月の制度が中心です。募集の時期が合うかが、最初の条件になります。

こんな会社に当てはまります
- 東京都・神奈川・埼玉・千葉に本社や事業所がある
- 設備投資で、国と都県のどちらが有利か知りたい
- 建物と設備の両方に投資する
使い分けの表
| 投資 | 国 | 都県 | 使い分け |
|---|---|---|---|
| 建物の建設・改修を伴う新事業 | 新事業進出・ものづくり補助金(新事業進出枠)。建物費が対象 | 建物が対象の制度はほとんどない | 国 |
| 人に頼る工程を機械・システムに替える | 省力化投資補助金(一般型)。上限750万〜8,000万円、補助率1/2(小規模企業者・小規模事業者は2/3) | 東京都 躍進(100万〜1億円、1/2〜4/5)、埼玉 省力化支援(1,000万円、2/3)、千葉 成長促進(3,000万円、1/2)、神奈川 生産性向上(複数社でまとまって申請する枠で1グループ4,000万円) | 所在地と時期で選ぶ。東京都は補助率の高い制度がある |
| オーダーメイドのシステム | 省力化投資補助金(一般型) | 東京都 DX推進(3,000万円。公社のアドバイザーの提案が前提)。東京都 躍進のソフトウェアは、既に仕様が決まって販売されているものが対象 | 国を基本に、東京都は要件が合えば |
| 新市場・新分野への進出(設備中心) | 新事業進出・ものづくり補助金 | 東京都 創意工夫チャレンジ(新市場・新分野進出コース 1,000万円) | 国を基本に |
※スマホでは表を横にスクロールできます
上限・補助率は各制度の公表値(2026年10月時点)で、年度や回で変わります。最新は各制度のページと補助金の締切一覧で確かめます。
「両方は使えない」の意味
- 同じ経費(同じ機械、同じ工事)に、国と都県の補助金を重ねて受けることはできません。国の公募要領は、国(独立行政法人を含む)の補助金と経費が重なる事業を対象外と定め、都県の制度も、多くがほかの補助金との併用を制限しています。経費を分ければ(建物は国、設備は都県)、制度ごとに申請できる場合がありますが、それぞれの公募要領で確かめます。
- 都県の制度には、所在地の要件があります。東京都の制度なら、都内に事業所があることなどです。
- 賃上げの要件は、国の2つの制度に共通です(1人当たり給与支給総額 年平均3.5%以上、事業場内最低賃金+30円以上)。都県の制度には、賃上げに取り組むと補助率や上限が上がる形のものがあります。
選ぶときの順番
- 投資の中身を分ける(建物/設備/システム)
- 建物があれば国。設備だけなら、所在地の制度を並べる
- 募集の時期を見る。都県は年1回のことが多く、終わっていれば国
- 上限と補助率を比べる。投資額×補助率と上限の小さいほうが補助金額
- 要件(賃上げ、所在地、併用の可否)を確かめる
当社がご一緒した事例
東京都の制度では、躍進的な事業推進のための設備投資支援事業のご相談を多くお受けしています。
国の省力化投資補助金と並べて、補助率と募集の時期で選びました。制度の概要は東京都 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業にまとめています。
建物を伴う新事業は、所在地を問わず国の制度でご一緒しています。
新聞販売 3,837万円、出版 5,450万円、総合工事業 1,500万円など。
※補助金額は当社サイトの公開値。前の制度(事業再構築補助金)での採択を含みます。社名は出していません。
申請前に気をつけたいこと
- 都県の制度は、募集期間が短い。気づいたときには終わっていることが多く、翌年度に回すか、国で進めるかを早めに決めます。
- 「併用できる」と聞いても、同じ経費には使えません。経費の分け方を先に設計します。
- 都県の制度は、要件が細かい。公社のアドバイザーの提案が前提(東京都 DX推進)など、国の制度にない条件があります。
まずは無料相談で確かめられます
所在地、投資の中身(建物・設備・システム)、時期を伺えば、国と都県のどちらを、どう組み合わせるかをお答えできます。
→ 建物を伴う新事業は建物を伴う新事業の補助金、設備・システムは人に頼る業務の省力化の補助金
→ 制度の概要は中小企業省力化投資補助金(一般型)の制度ページ、新事業進出・ものづくり補助金の制度ページ、東京都 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業。公募の日程は補助金の締切一覧
→ どの制度が合うか・いくらまで・いつかを、30分の無料相談でお答えいたします。
当社は中小企業庁認定の経営革新等支援機関・M&A支援機関です。
事業計画づくりから電子申請の伴走、採択後の交付申請・実績報告まで、当社代表取締役の日暮健一(中小企業診断士)がご一緒します。
補助事業のあと5年間続く報告(新事業進出・ものづくり補助金は事業化状況報告、省力化投資補助金は効果報告)は、事業者様からご提出いただく報告です。ご提出のときは、いつでもご相談ください(書類の作成などの作業をお手伝いする場合は別途料金となります)。
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